2013-04-27

2007年08月06日 悠久の時の流れに

2007年08月06日
 

 悠久の時の流れに

カテゴリ:学び
大きな仕事が終わった。
研究運動団体がわたしの仕事場だが、
その結成40周年の全国大会を無事終えることができた。

なかでも、「結成40周年のつどい」は、
愉快に、感動的に、決意をかためあう場となった。

会を創った人もいる。
そこに青春をかけた人もいる。
いま、そこで学びをはじめた若者もいる。

乾杯の挨拶で、創設者の一人・清水寛
(初代事務局長・二代委員長)が
初代委員長・故田中昌人の「社会(体制)の系」の
発展を強調し、
「日本と全世界の人びとの願いにこたえて、
 発達の権利と生きる権利、
 それを統一して民主主義を実現していく、
 平和のうちにいきる民主主義をつくりだすための
 研究運動団体として真価が問われる」
といった言葉が耳に残っている。

7月22日に参加した「秋元波留夫先生を偲ぶ会」で
いただいた本につぎの言葉があった。
101歳生きた秋元さんの言葉が、
「結成40周年のつどい」で感じたここと共鳴する。

 ときは流れ、
 人は変わり、
 やがてはいかなる時代も
 過去の歴史の一節にくりいれられる時がくる。

 ただ、私は信ずるのだが、
 もしある時代をつくった者たちが
 利害や形式だけの関係ではなく、
 心のふれ合いで結びついたのであれば、
 その時代は有形の業績を残すだけに終わることなく、
 無形の精神的遺産として伝統の形式に役立ちうるだろうと。

   (秋元波留夫『新未来のための回想』より)

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