映画「マラソン」と自閉症
カテゴリ:映画・TV
韓国映画「マラソン」(チョン・ユンチョル監督 2005年)http://www.marathon-movie.com/
は今年見たなかでは屈指の作品だ。
飯田橋の名画座のギンレイでみることができたが
なんといえばいいのだろう、クサそうでクサなく、
ほどよい感動が正直に伝わってくる。
自閉症の青年は、韓国でもみごとに自閉症をしている。
コミュニケーションに難があるのだ。
それは日常生活では大きな障害であり、
家族にとってはとても重い課題なのだ。
ところが、映画が描く自閉症の青年たちは、
たとえばダスティン・ホフマン主演の「レインマン」(1988年)は
みごとに昇華しているものの、
日本映画では、あの巨匠・山田洋次でさえ(「学校2」「学校3」)
手をもてあましている感じだ。
なのに、この韓国映画は、みごとだ。
映画「ラブストーリー」で切ない愛を演じたというチョ・スンウは
主人公の自閉症の青年をじつにみごとに演じている。
彼が見せるコミュニケーションが成立する場面や
母との独立(自立)の場面などは、ぐっと涙があふれてくる。
おれも、風を感じて走ってみようかな、、、という気にもなるなあ
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