2013-04-25

2005年11月21日=高倉健・74歳 中国との出会い、信頼、絆

2005年11月21日
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 高倉健・74歳 中国との出会い、信頼、絆

カテゴリ:映画・TV
TVは信じていないくせに、ときどき掘り出しものにぶつかると妙にうれしい。

今日21日(月)NHKハイビジョン
名優・新たな挑戦「高倉健・日中の壁を越えた絆」
これはNHK総合とはまったく違う番組で終わりの30分しか見れなかったが、十分涙がでた。再放送でじっくり見てみたい。

しっかりみたのは19日(土)NHK総合9時~ 
「高倉健が出会った中国」
これは明日22日(火)午前0:40~1:38(21日(月)深夜)再放送

中国の山奥でも近代化はすすみ、農村は貧困にあえいでいる。
その農村の映画会では高倉健主演「遥かなる山の呼び声」が相当上映されたらしい。村にいくと「あなたは俳優でしょう?」と健さんはいろんなところで言われる。

その健さんを主人公に、巨匠・チャン・イーモウが映画を撮る。
「単騎、千里を走る」だ。三国志の関羽の義に生きる姿がベースだという。
冷え切った日中関係のなかで、チャンは、一人一人の信頼、絆が必要なんだと言う。

ストーリーは、末期ガンの息子との確執に悩む日本人漁師(健さん)が、
息子の代わりに単身中国に渡り、仮面役者を訪ねる。
しかし、役者は獄中にあり、その息子探しにさらなる奥地に旅立つ。
そこで出会うさまざまな中国の人たちとの交流。
声は老人になったなあと感じさせるが、全体は健さんで、それはそれはじつにカッコイイ。

本物の出会いを求めて、チャン・イーモウは中国側の役者を、
すべてオーディションで選んだ素人を起用した。
息子のことで本当に泣ける農民、かわいくてわかれるのがつらなる少年。
ドジだが気のいい通訳の青年などなど。
映画づくりそのものが日本人・高倉健と中国の人々と出会いとなっている。

山峡の村は長江の巨大なダム建設で水没する。
しかし、今年、水害で村は大浸水。
健さんは、たくさんのひまわりの種を送る。
村の人たちは、水没しない高台でそれを育てる。

出会いと、信頼と、絆、、、これはじつに感動だ。

「単騎、千里を走る」(張芸謀監督作品・東宝 配給)
 日本公開は2006年1月28日の予定 

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