2013-04-26

2006年03月28日 気がつけば桜

2006年03月28日
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 気がつけば桜

カテゴリ:学び
仕事で行った週末の京都では桜はつぼみでした。
今朝、高田馬場の小学校の桜を見上げると、ほとんど満開。
気がつけば春なんだね、、、
sakura2

桜をみていると、懐かしい感覚がふとよみがえる。
満開の桜の下、城の石垣の下の芝生に車座に座って、
高齢の哲学者を囲んでいた。

「大学で何を学ぶか」
たしかそんな演題の講演を入学式のあとに聞いた。

老哲学者は、はつらつと、
「人間は迷わなくなったら終わりです。
 迷っている、あるいはひどく動揺できるということは
 それだけ若者にはエネルギーがあふれているんです」
「あらゆることを疑え!」
「学問は知性をみがくことではない。理性をみがくことだ」
「学問の精神は理性とヒューマニズムにある」
なんてことを語っていたな。

車座のときの話はほとんど覚えていないけれど、
桜の花が舞っていて、かすかに桜のにおいがしていたような
そんな感覚がある。
哲学者の名前は真下信一。
彼が亡くなってからもう20年が過ぎている。

桜が誘った想い出かな。

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