2008-08-30

生きる わたしたちの思い


谷川俊太郎の「生きる」という詩は感動的だ。

その「生きる」をきっかけに、ウェブ上の「連詩」が続き、本になった。

母親の指であろう一本のゆびを、ちいさな手がしっかりにぎりしめている。
そんな写真にもひかれて、つい買ってしまった本だけれど、
こいつは、まいった。

なんて、しみじみ、いいんだろう。
なみだがでちゃうな。


「生きる」につづく・・・・

○虫歯のでこぼこを確かめること

○すきなひとの なまえを
 ひなたぼっこしてる のらねこに
 そっと うちあける こと

○多くの人の死を見送るということ
 いつか見送られるその日まで
 
○もみじのようなちいさなてのひらの
 ぬくもりをまもりつづけること
 
どんどん「連詩」はつづいている


角川SSコミュニケーションズ 2008年8月14日発行

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私もその本、探してました。
でも、近くの書店では売り切れで。

買って間違いないですか?
ならば、取り寄せします。

ちなみに、この本の存在をどこで
知りました??

金ベエ さんのコメント...

本は探すものではないぞね。
本からおいでおいでするんやぞ。

わしが紹介した過去の本で外れがあったかいな。

しかし、宮崎駿は東小金井の町が好きにもかかわらず「まともな本屋がない」と嘆いていたが、中野もそうなのかあ?

まあ、馬場もなあ、3店くらいはしごすると
たまに「おいでおいで」があるわなあ

で、読むべし。この本。
こころがあらわれるぞ。

匿名 さんのコメント...

土曜日は遅れてスイマセンでした。
思ったよりもたくさんの人が来てくれて
意義のある会になったと思います。

昨日はBIG ISSUEのイベントに、
明治大学まで行ってきました。
そちらは1500円の参加費にもかかわらず
500人近くが集まってました。
茂木健一郎、香山リカのおかげですかね。
こちらも面白い話が聞けました。

”生きる”やっと買えましたが、
もったいなくてまだ開いてません…
汚さないように読むにはどうしたらいいか、
考えているところです。

金ベエ さんのコメント...

10月2日の朝日新聞の「第2東京」欄の
囲みで
つなげる「生きる」瞬間
「コトバの波紋、面白い」谷川さん語る
と、この本のネタでけっこう大きくでてますね。

その後、この手の体裁の本が流行になったのか、寅さんの愛の名セリフをあつめた
(どうも写真とセリフの吊り広告だったような)本も出てますね。

わたしは寅さんには、めろめろで
この本でも最後は、もう泣いたね

匿名 さんのコメント...

はじめまして、流れ流れてここにたどり着きました。「のらねこにそっとうちあけた」者です。コトバの波紋は年が変わっても変わることなく広がっています。嬉しい限りですね。ありがとうございます。

金ベエ さんのコメント...

104hero さん

なんて嬉しい!
37ページの御方ではありませんか!
流れ流れて、ようこそおこしです。

人のこころに響く言葉、
すばらしいですね(^_^)b