もう、梅の香る頃なのだけれど、どうにもこうにも、ブログまで手が回らず、さりとて、今年1番の書き込みがないと、ずっとないような気もするので、こころの記録として残します。
写真は、デンマークとスウェーデンの間の海峡にある風車群。
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ドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」: http://www.uplink.co.jp/100000/
フィンランドで建設が進む世界初の高レベル放射性廃棄物の最終処分場、人類は10万年後まで管理できるのかがDVD発売され、年末、デンマーク人のマイケル・マドセン監督(40歳)が来日した。
福島原発事故で、欧米のメディアは「日本国内の情報公開が不十分」と報じたが、マドセン監督は、「日本には事実を国民に教えない文化があるのか。あるとすればなぜ、日本人は納得してしまうのか」と問うたそうだ。
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インターネットがつながらないところに帰省していた年末。
テレビに流れた「ふりかえるのも嫌な年だった」と浪江焼きそばを食べる人のインタビューが耳に残った。
でも、紅白では「革命家」の素質を持つレディ・ガガに驚き、石巻の小学校の瓦礫の校庭から子どもたちに共に生きるとメッセージした長渕に、歌の力を感じた。
ユーミンの「春よ来い」もよかったな
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明けて1日。
冬の日本海はめずらしく穏やかでやさしい程だった。
読んだ元旦紙は、朝日、毎日、日経、北國、富山、日刊スポーツ、そして東京、赤旗。
毎日新聞の社説は、
「問題解決できる政治を」として、「求む、情熱と判断力」「なぜ妥協しないのか」
の見出しだ・・・
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120101k0000m070069000c.html
こんなコピーも目に止まった。
「人のためだから、がんばれる。人と一緒にだから、歩いていける。
みんなが手と手を取りあい、たくましく前を向く姿を見て、
私はこの国に生まれてきたことをあらためて誇りに思いました」
杯を持った渡哲也がいる(年末の「坂の上の雲」の東郷平八郎だ)
日経に載った「よろこびの清酒 松竹梅」の広告だけど、
やはり、根本が違うのではないか。
誇りに思うのは”この国に生まれてきたこと”ではない。
どんな困難なときも、”みんなが手と手を取りあい、たくましく前を向く”
ことができる人びとを尊敬し、強く連帯したいとおもう。
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政権交代のときの元日の紙面には賑やかに踊っていたスウェーデンモデルの記事はピタッとやんだ。スウェーデンでさえ世界の巨大なマネーの中で模索しているのだから、「礼賛」の対象ではないだろう。でも、ホントに、どの新聞も北欧関連の記事なかったなあ(^^;)
そんななか、わたしは、身の丈サイズの資本主義で民主主義を徹底するデンマークを5日~14日まで旅してきます。
今回は、とりわけデンマークの「自治」や「連帯」を形成した運動を学びながら、グルントヴィのとりくみ、国民高等学校運動や農民運動などをユトランド半島の福祉、教育の現場を訪問して、障害者や関係者から意見を聞いてきたいとおもいます。
それでは、わたしの今年の「寒中見舞い」のベースになった詩を紹介して、
また1年、みなさんと歴史を重ね合えればとおもっています。
どうぞ、よろしくお願いします。
こころの色
谷川俊太郎
私がなにを思ってきたか
それがいまの私をつくっている
あなたがなにを考えてきたのか
それがいまのあなたそのもの
世界はみんなのこころで決まる
世界はみんなのこころで変わる
あかんぼうのこころは白紙
大きくなると色にそまる
私のこころはどんな色?
きれいな色にこころをそめたい
きれいな色ならきっと幸せ
すきとおっていればもっと幸せ
総括シリーズ、パトリック・ガンパー
15 時間前
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