2009-08-10
夜のつくば駅界隈
2000人が筑波大学につどった全障研大会の夜。
規約改正や役員改選の全国総会も終え、
明日の準備の相談をしていた頃にケータイがなった。
「いまね。鹿児島、宮崎に沖縄と岩手、青森、宮城、北海道で交流会してるよ」
9時を過ぎてつくば駅近くのその居酒屋を探すと、
途中で神奈川の面々とすれ違い、隣の店からは奈良がワイワイしている(^_^)
で、たどり着くと、「つぎは二次会に行こう」と、ぽつりぽつりの雨の中を。
でも、どこの居酒屋も満席。
それもそのはず、白木屋は和歌山が、和民は兵庫がと、
全障研勢は、つくば駅界隈の居酒屋を占拠しているのだ(^_^;
10時を回ったし、明日の準備も早朝からだから・・ では解散・・・
とおもったところに、タバコを吸いに街頭に出てきた同い年君を見つけた。
それから、ヨーロッパのような外にイスが並んだカフェを見つけ
(店じまい寸前って感じ)、
「では、ビールを一杯だけ、乾杯!!」と(写真)
そこに、来る来る、鹿児島、沖縄、東京に加えて、
愛知が滋賀が、埼玉が、そして、和歌山も兵庫もつぎつぎ合流!
私が生まれる前年、1955年のトランジスタラジオの登場は、
「部族の太鼓」として、意識下に直接働きかけ多くの人びとに親密な
一対一関係をつくりだしたという。
(8月8日 朝日新聞「あのとき空間が変わった)
しかし、ウォークマンが出現しケータイが席巻したとき、
コミュニケーションは極めて個別のなものに刻まれてしまったのではないか。
大会の記念講演「コミュニケーションは人権」で福島智さんは、
盲ろう者となって、「指点字」は革命だったのだけれど、
「話すことじたいを望んでくれる、仲間の存在が嬉しかった」
と言っていた。
ワッハッハ! キャハッハ!
つくばの夜の路上のカフェテラス。
ビールの臭いに、笑顔があふれて、楽しくて、
そして、お互いを思いやれる仲間がいるっていいもんだ
としみじみ思った。
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