
なんというか、こころからとってもいい本だよ!といいたかったのです。
(その訴えたかった 全文(^^;))
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権利条約をめぐっての動きですが、26日の月曜日、政府(厚労省)との意見交換会が開かれ、NGO側34名が参加。わたしもその一人でした。そのやりとりのなかで、
ある係長がこんなことを言いました。
自立支援法の考え方、理念は「安心して暮らせる社会」。この理念方向は権利条 約の理念と共通している。 (だから)自立支援法の理念の普及、定着が大事
えーー! うそーーー!でしょ。
こういうのを黒を白という、とんでもない議論ですよね。
じゃあ、権利条約の理念はなにか!
じつは私たちのつみあげてきた実践が、その羅針盤ですよね。
その一つの集大成が、この本『立岡晄 共同作業所のこころと実践』なんです!
月刊「みんなのねがい」連載時(2007年度)には、
「一番先に読ませてもらっています」「たいへん励まされます」
と共感の声がたくさん寄せられました。
文章は、具体的でわかりやすく、仲間の顔が見えてくるようで、
その言葉の背景には、とても深い立岡さんの思想と実践があったからなんです。
そして、単行本では4つのバージョンアップをしています!
1)なによりも仲間の姿から実践を語るように再構成し、
プロカメラマン・豆塚猛さんの写真も多数掲載しました。
2)糸賀一雄、田中昌人さんらにつらなる「福祉の思想」の実践者である立岡さん。
その盟友・加藤直樹さん(立命館大学名誉教授)との「対談」で、
実践の位置づけとその意味を研究的にも浮き彫りにしました。
3)きょうされん結成30年の視点から藤井克徳きょうされん常務理事に、
もう一つの「きょうされん物語」として寄稿してもらった。
4)「この子らを世の光にできる地域づくりを」の原点となった、
最重度といわれた信明さんとの作業所での日々を「補章」として書き下ろしています。
これらが、何層にもわたって、立岡実践と思想を感動的に表現することに成功しているのです。
毎日が厳しく苦しい時代となっています。
でも、「共同作業所はいのち太らせるところ」と障害のある仲間たちとともに、なによりもその願いに学びながら、 大きな夢を語り、地域に打って出て、まさにマイナスをプラスに変えてきた立岡実践。
そこからは、明日の活動に勇気をもらい、希望を持つことができるのではないでしょうか。
でも、そんな「スーパーマン」でも疲れることも、悩むこともあります。
そんなときは薬師寺の塔を何時間も見上げるのだそうです。
「明日が見えてくるような実践を集団の中でつくりたい。一人ぼっちは絶対だめなんです」
「生まれて来てよかったと言える働く場、暮らす場、憩う場など自立できる地域社会をつくりたい」
私はこの本を担当者として編集できて本当に嬉しいのです。